リチャードジェル考察ネタバレ!トムはなぜリチャードを黒と決めたのか?

今回は2020年1月17日に公開された映画【リチャードジュエル】を見てきたので、気になった部分を幾つか解説したり、考察を交えて書き記したいと思います!

※本記事はネタバレも含むので、視聴前の方はご注意ください。(本作品はネタバレを厳禁となっているので)

あくまで私の考えなので、ぜひあなたの考えも教えてほしいと思います!

【映画】リチャードジュエルのあらすじネタバレと感想!実話の原作も紹介

2019年12月18日

リチャードジュエルってどんな映画??

  • 公開 2020年1月17日
  • 監督  クリント・イーストウッド
  • 脚本  ビリー・レイ
  • 原作  マリー・ブレナー『The Ballad of Richard Jewell
  • 音楽  アルトゥーロ・サンドヴァル

1996年に開催されたアトランタ五輪で起きた実際の爆弾テロ事件を題材とした伝記映画です。

現場に居合わせた警備員リチャード・ジュエルは爆弾を発見し、いち早く対応。それによってテロの被害は最小限に抑えられ一躍国民の英雄となります。

しかしFBIが第一容疑者として調べだしたのは他でもない〈英雄〉リチャードだったのです。

まるまると太った見た目のポール・ウォルター・ハウザー演じる主人公リチャード。

実際のリチャード本人に劇似!!

その脇を固めるのは「ジョジョラビット」「スリービルボード」等で存在感のあるキャラクターを演じているサム・ロックウェル。

今回のサム・ロックウェルもなかなか良いですよ!

彼が演じる弁護士のワトソンブライアントは立場も仕事も全く違うリチャードと奇妙な友人関係を構築します。

リチャードが事件の第一容疑者となりFBIの捜査が開始された時、頼れるのはワトソンだけだったのです。

マスコミの過剰なまでのリチャードを疑う記事によって彼の平和な日常は壊れていきます。

これは我々の国、日本でも起こりうる物語です。

ここまで記事を読んで観るのを迷っている方に伝えたいのは・・・

巨匠クリントイーストウッド監督がまたまた重厚な映画を作ってくれました。

無駄なBGMは一切なし!

一人の正義感を持った男の日常がマスコミによって壊される様を見事に描きます。

観て後悔なし!

イーストウッド監督ファン、伝記映画好きなら見るべき今年の1本です。

リチャードジェル考察ネタバレ

気になる点があったのでいくつかピックアップしていこうかと思います。

リチャードの強い正義感はどこから?

もちろんキャシー・ベイツ演じるリチャードの母親バーバラ・ジュエルの育て方によるものが大きいと思います。

しかしリチャードは非常に豊かな見た目のせいか「脂身」などとバカにされ蔑まれてきました。

だからこそしっかりと一人の人間として扱ってくれたワトソンを信頼し友人関係を築いていったのです。

弱者の気持ちのわかるリチャードだからこそ弱き者を助けられるように正義の心が育まれて行ったのではないでしょうか。

FBI捜査官トムショウはなぜリチャードをクロだと決めつけた?

捜査からリチャードが外されたにも関わらず「あんたの依頼人はクロだ。」とワトソンにわざわざ言いにきたショウ捜査官。

なぜそんなにリチャードを蔑み、犯人だと決めつけたのでしょうか。

ショウは自分の管轄ということで現場にいました。

しかし事件を未然に防ぐ事もできずたくさんの犠牲者を出してしまいました。

そして国民の英雄になったのはただの冴えない警備員。

嫉妬もあったのかも知れません。

ワトソンが冒頭でリチャードに忠告したシーンが思い出されます。

「権力に溺れるな」

自分の100ドル札を渡してまでリチャードに誓わせました。

ショウ捜査官を通じて権力を持っている者のエゴ、傲慢さの危惧を描いているのかも知れませんね。

キャシースクラッグスの涙

リチャードを陥れたと言ってもおかしくない記事を書いた新聞記者キャシー。

ワトソンに酷く罵られても一切悪びれず、謝罪もありませんでした。

しかしキャシーは事件現場から爆弾犯が実際に警察に電話してきた公衆電話までの距離を測り、リチャードが犯行できない事を知ります。

そしてもう一度ショウ捜査官に会いに行き情報を聞き出し、また新たな記事を書こうとしますが結果どんな記事を書いたのか物語の中では描かれていません。

ですが私はリチャードを陥れる内容の記事を書いたとは思えません。

母バーバラの会見のスピーチを聞き、涙を流すキャシーがそんな事をするとは思えないのです。

彼女も自分の記事が一つの家族の日常を奪ってしまった罪の意識と戦っていたのかも知れません。

心臓疾患

リチャードが胸を抑えるシーンが何カ所か出てきましたね。

私はストレスで倒れてしまうのかと心配になりながら見ていましたが、何事もなく物語のラストシーンへ。

法の執行人として保安官になれたリチャードをワトソンが訪ねます。

六年という長い年月が経ちやっと真犯人が捕まり事件が解決した事を知ります。

そしてリチャードはなんとも言えぬ表情を浮かべるのです。

そしてエンディングかと思いきやリチャードが若くして心臓疾患で亡くなったとの文章が。

正義の心を貫いたリチャードが亡くなる前に事件が解決したのがせめてもの救いですね。

壊れた日常の爪痕

無実の罪がはらせるなら、犯人を捕まえる手がかりになるならと怒りを抑えてFBIに協力的だったリチャード。

それによってワトソンともぶつかります。

しかし尋問のときの彼のショウ捜査官への最後のセリフには皆心打たれたはずです。

「私が犯人である証拠はあるのか!?次に同じような事件が起きたら誰も爆弾の第一発見者になろうとしない!みんな第二のリチャード・ジュエルになりたくなくて逃げ出すだろう。」

リチャードの的を得る発言でショウは言葉をなくします。

そしてリチャードへの捜査が打ち切られ、FBIに押収された荷物が家に戻ってきます。

母バーバラが料理で使うタッパーにはマジックで「38」の文字が。

疑われ踏みにじられた尊厳の傷跡は簡単には消えません。

ナディアとのキスシーン

ワトソンが弁護士事務所の事務員ナディアと突然のキスシーン!

ロマンス一切なしの映画なので驚きましたがエンディング前の文章で二人が結婚したことが書かれていましたね。

尻に敷かれた感じのワトソン、そしてそれをサポートするナディア。

ナイスなカップルですね。

まとめ

ひたむきな正義感、息子を信じる母の愛、友を信じる友情。

凄惨で悲しい事件を描いた映画ですが、世の中捨てたもんじゃないなと思わせてくれるのが「リチャード・ジュエル」です。

もし万が一何か目の前で起きた時にリチャードの様に正しい行動ができる人間でありたいですね。

映画【リチャードジェル】は見ると色々と考えさせられる作品なので、ぜひ見てみる事をおすすめします♪

それでは今回の記事は以上となりますー!!

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